法要

法要とは

法要とは?

追善供養(遺族が故人の冥福を祈る仏教儀式)を指します。
また、追善供養そのものを法要と呼ぶことに対し、追善供養に後席の会食までを含んだものを法事と呼ぶこともあります。

法要は故人を偲び、冥福を祈るために営むものなのです。
冥福とは、冥途の幸福のことで、故人があの世でよい報いを受けてもらうためにこの世に残された者が供養をします。

また法要は、故人が設けてくれた人と人とのご縁、「この人がいたから自分がいる」というつながり
を再確認し故人への感謝の思いを新たに、自分自身を見つめ直す場でもあります。

法要の目的

故人が成仏できる様に、生きている者が力を貸してあげることが法要の目的です。
法要には、七日ごとに四十九日までの忌日法要・一周忌・十三回忌などの年回法要があり
いずれも故人の冥福を祈るためのものです。

宗派(日本の仏教・宗教・宗派/十三宗)

浄土系(阿弥陀仏の平等のお慈悲を信じ「南無阿弥陀仏」と唱える)

  1. 浄土真宗
    西本願寺を本山とする「本願寺派」、東本願寺を本山とする「大谷派」のほか、多数の派があります。 「親鸞」が開祖。浄土真宗の教えは、愚かな人間が阿弥陀仏のはたらき(南無阿弥陀仏)を信じお念仏をして浄土に往生し仏となることを明らかにしています
  2. 浄土宗
    総本山の知恩院のほか7つの大本山がある。親鸞の師「法然」が開祖。人格を高め、社会のためにつくし、明るい安らかな毎日を送り、往生(極楽浄土に生まれること)を願う信仰です。

禅系(坐禅によって自らの力で悟りを開く)

  1. 曹洞宗
    「道元」が我が国に伝え、「瑩山」(けいざん)が一層盛んにされました。福井の永平寺および横浜の総持寺を大本山です。
  2. 臨済宗
    黄檗(おうばく)宗。「隠元」が開祖。京都宇治市の萬福寺が大本山。隠元(インゲン)禅師の招来された文物は、美術、医術、建築、音楽、史学、文学、印刷、煎茶、普茶料理等広汎にわたり、宗教界だけにとどまらず、広く江戸時代の文化全般に影響を及ぼしました。この他、隠元豆・西瓜・蓮根・孟宗竹・木魚なども禅師の招来によるものです。
  3. 律宗
    大乗仏教の宗派の一つ。日本には754年鑑真が南山宗を伝え、東大寺・筑 紫の観世音寺・下野の薬師寺を三戒壇とし、律宗本山として唐招提寺を建立しました。現在唐招提寺を本山とする律宗と、西大寺を本山とする真言律宗があります。

日蓮系(「南無妙法蓮華経」と唱える)

  1. 日蓮宗
    日蓮が開祖。お釈迦(しゃか)さまの説かれた最高の教えで法華経(ほけきょう)をよりどころにする宗派です。一般の信徒には「南無妙法蓮華経」と唱えるよう指導され身延山(みのぶさん)久遠寺(くおんじ)が総本山です。

密教系(まじないや秘法を行う)

  1. 真言宗
    弘法大師空海が開祖。京都の東寺と高野山金剛峯寺を頂点とし、そのほか多数の総本山があってそれぞれ一派をなす。インド・中国で失われた密教の正統派を受け継ぐ密教の中の密教。総本山の一つ醍醐寺は修験道当山派の本山でもあります。
  2. 天台宗
    伝教大師最澄が開祖。比叡山延暦寺と園城寺(三井寺)を総本山とする。比叡山は修行道場として名高く法然・親鸞・一遍・栄西・道元・日蓮・源信・良源天海など壮々たる面々がここから巣立って行きました。系列の聖護院は修験道本山派の総本山。

その他の宗派

  1. 融通念仏宗
    大念仏宗ともいう。大阪市の大念仏寺が総本山。(大阪市平野区)信徒数約十二万人、寺院数約360。他に来迎寺・極楽寺・大念寺(大阪府)が本山。
  2. 華厳宗
    華厳宗(けごんしゅう)奈良の大仏で知られる東大寺は華厳宗の本山。
  3. 法相宗
    五重塔で知られる薬師寺は法相宗の本山。応理円実宗(おうりえんじつしゅう)有相宗(うそうしゅう)・相宗(そうしゅう)などの異名をもっています。